フラットフィッシュ!
上がヒラメ 下がマゴチ
この2匹が、フラットフィッシュゲームの主なターゲットです。
「釣りはやったことあるよ!ルアーは触ったこともないけど...」という方、おぉ...と思いませんでしたか?
60cmあるかないか程度のフラットフィッシュは、アングラーにとってはそこそこ良型という認識ですが、私は初めて釣った時ちょっと怖かったです。
だって、生きてる魚の生命感って凄いんですよ。
写真では伝わりくいですが、これぐらいのサイズを初めて釣ると、糸が切れないか竿が折れないかって不安と興奮で心臓がバクバクしますし、釣りあげても堤防や砂浜でビッタンビッタン暴れまくりです。
私が初めて釣った大型魚はマゴチでしたが、手に持った時の力強さへの恐怖と生命感への感動、やってやったぞ!っていう充実感や満足感なんかが入り混じってちょっと泣きそうになってました。大袈裟
思い返せばそれを機に、釣りへとのめり込んでいったんだと思います。
どこまでも続く海に胸を借りて、心から楽しいと思えることに寝食を忘れて没頭する。
そんな経験がこれまでに一度もなかったので、それ以来、私の中で釣りという趣味は家族と同じくらい大きく大切なものになっています。
そんな私が、心から大好きなフラットフィッシュゲームを🔰初心者向けに、この記事では解説していきます。
フラットフィッシュとは?
ヒラメやマゴチ、カレイなどの平べったい魚のこと。
ここで言うフラットフィッシュとはルアーで釣れるヒラメとマゴチのことです。
ヒラメは約1メートルまで、マゴチは約80センチまで成長します。(このサイズのヒラメは海中で会うと絶対怖い)
どんなルアーがあるの?
私がやっているのはルアーで狙うフラットフィッシュゲームですが、ヒラメもマゴチも餌でも釣れます。というか餌の方が確実
釣り具屋で売っている冷凍のイワシや、スーパーで売っている魚の切り身、イカの切り身を釣り針にかけて、海に放り込んでおくだけでも釣れるときは釣れます。
ただ、そうやっていると、運の要素が非常に大きくなってしまうので、釣り人は経験や知識を使って、運要素をできる限り消していくのです。
ルアーには色々と種類があるので、ザックリと説明します。
メタルジグ
- 基本的に素材は鉛、その上にコーティングを施して、フラッシング(ルアーをキラキラと光らせ、鱗の反射を演出させること)を発生させる。
- 海のルアーフィッシングでは最もメジャー。
- リールを巻くだけのタダ巻きから、竿をあおることによって、逃げ惑うベイト(イワシやアジの子供など小さい魚のこと)から、弱って沈んでいくベイトまで演出ができる。
- 比重が重く小さいため、フォール(ルアーが沈むこと)が早く飛距離が出しやすい。
- タングステンや鉄、メーカー独自の配合をした鉛などで比重を調整し、フォールの速さや動きを変えたものもある。
- ルアーの中では比較的安価で(平均的には500円、100均でも売っている)根掛かり(海底の岩や沈んだ大木に針が引っ掛かり、抜けなくなること)させてしまった場合も、ロスト(ルアーを失うこと)の被害が小さく済み、お財布に優しい。
- 小さく重いので飛距離が出しやすく、人がルアーを通していないポイントを打てて、スレていない魚を狙える。
- 他のルアーで釣れない場合、飛距離を活かしたい時にジグを使うことも多い。
この3つは私がフラットフィッシュを狙う場合、常に持っていく1軍ジグのメンバーです。
マリアのムーチョ・ルチアは安価で、タダ巻きでもジャークでも使えるので、非常にオススメ。
他の2つはかなり高い部類ですが、ルアーの下と後ろにフックが付いているので下から食い上げたり、後ろから追って食ってくるヒラメやマゴチに最適なチューンがしてあります。
※私がヒラメ、マゴチ用のジグを3つ選べと言われたら、この3つを選ぶというだけの話なので、これだけを持っていく訳ではありませんし、たくさん種類を持った方が色々な状況に対応できます。
バイブレーション
- 魚には側線といって、海中の波動を感じ取る器官があり、そこを強烈な波動で刺激してやろうというルアー。
- 先程紹介したメタルジグも波動を出すが、バイブレーションは巻いていると手元にブルブル震えている振動が伝わるほど強烈。
- 素材はメタルジグと同じぐ鉛が多く、コーティングもしてあるので、フラッシングが起きる。
- 飛距離やフラッシングはジグには及ばないが、細かく、強い波動を出すことには全ルアー1なので、状況によって使い分けられれば爆釣も夢ではない。
- フラットフィッシュよりもシーバス(スズキ)や青物(ブリ、カンパチ等)に使われることが多く、プロも信頼を置いているルアー。
- これもまた、素材がジグと変わらないので、お財布に優しい。
バイブレーションは特にコメント無し
ワーム
- 基本的にはジグヘッドと呼ばれる、O---こんな形をした鉛のルアーに刺して使う。
- 重さではなくサイズ(幅や長さ)の種類が多くデップリとしたサイズが出せて、良型(大きい)のフラットフィッシュが釣れやすい。
- フラッシングは無いに等しく、サイズ感と、硬いルアーでは起こせないような、グワングワンプルプルプルプルというゴム独自の波動が強み。
- スレた魚にも効く。
- バイトする部分がゴムなので、食い込みが良くバレにくい(食ってきた魚が逃げにくい)
- フラットフィッシュにおいては最強!もはや餌!
- 上手く使えば1番お財布に優しいのはおそらくワーム。
- ただ、飛距離が命なサーフ(砂浜)では活躍できないことがある。
↑オススメのワーム&ジグヘッド。
ワームにもジグヘッドにも種類がありますが、一番気にするべきはワームです。
シャッド、グラブ、ピンテールなど、尾っぽの形で色々と分けられていますが、最初の内は海が騒がしければ波動が強いシャッド、海が静かであれば艶めかしい動きのグラブで使い分かれば、間違いないです。
慣れて来たら自分の経験を信じてワームの形や色を変えていきましょう。
シンキングペンシル&シンキングミノー
- 基本的にはプラスチックや樹脂でできていて、中に鉛の棒や玉を入れて重さや浮力を調整したルアー。
- シンペンは波動が弱く自然な誘い方をできる、ミノーはバタバタ動いて激しくアピール。
- どちらとも、コーティングが施されていてフラッシングを起こすことが多いが、あえて光を反射しないように作られた物もある。
- サーフでは、ジグではアクションがイマイチ弱いが、ワームでは届かないといった時によく使用される。
- 風が強いと使いにくいので、私自身はあまり得意ではない。
- お財布に優しくもない
- これを使いこなせて一流(私的な感想)
1番左のぶっ飛びくんは、メタルジグ並みか、それ以上の飛距離を誇り、釣果も凄いし、フラットフィッシュアングラーのみならず、ソルトアングラー全体からの評価がピカイチなシンペンです。
サーフブレイカーは、私的に一番好きなシンペン。
飛距離は出ませんが動きとテンションフォール(糸を張ったままルアーを落とす)時の姿勢が水平に近くて、とてもいい。
どうでしたか?
ルアーというものは、一長一短、完璧なルアーなんてありません。
そのフィールドや状況、時間帯、ベイトの入り具合、気圧なども関係してきて、複合的な要因が絡まって魚は釣れます。
なんにでも通ずるところはありますが、経験を積み、勉強をしなければ、釣りの腕は上達しません。
焦らずジックリ色々と試してみてくださいね。
では!